PC向けFlex取引システム開発事例

Flex取引システム開発 ユーザーインタビュー

Flex取引システムを導入いただいたお客様の声をご紹介します。
今回は、2011年12月にFlex取引システムを導入された、上田ハーロー株式会社 河野茂紀様にお話を伺いました。

――新しいPC用のFX取引システムの開発・導入の経緯を教えてください。

上田ハーロー株式会社 システム部長 河野 茂紀 様
プロフィール
上田ハーロー株式会社
システム部長 河野 茂紀 様

大学在籍中、坂村 健 教授(TRON プロジェクトリーダー)に師事し、高信頼リアルタイムシステムの研究に参加。
修了後 J.P.モルガンにて各種金融システムの開発・運用に従事。
三菱商事系SI会社を経て 2007年より現職。

国内の外国為替証拠金取引は法整備もあいまって安定期に入ったと言えます。その中で弊社は時代の指針となるようなサービスを目指し、2011年1月に日本初の HTML5 によるスマートフォン用 FX取引システム「halomo for iPhone/Android」を提供開始しました。
このシステムは弊社独自の視点で開発した高性能な iPhone/Android 両対応Webアプリケーションで、ご利用のお客様にスマートフォンの機能を引き出していると高い評価を頂いており、取引件数も非常に多く なっております。

今回導入しました「UHFX Pro」も当初より並行して開発プロジェクトを進行しており、先のスマートフォンシステムからのフィードバックを含め、これまでの弊社為替取引サービスの経験に基づいた次世代を担うシステムとして新規設計いたしました。


――従来システムと比較し、どのような点を軸に開発をされましたか。

今回の取引システム開発には色々な狙いがありますが、大きく分けると2つです。
1つは既存の弊社 PC用取引システムの弱点であったユーザインターフェイスの刷新で、ユーザ嗜好に応じた環境を提供できる柔軟なカスタマイズ性と、スピーディな操作・動作を求めました。


レートは0.3秒間隔で更新し、また、リアルタイムでの正確な必要保証金も表示
レートをはじめとした各表示は最短 100ms 単位で更新制御され、リアルタイムで必要保証金も表示

操作系ではユーザ操作モデルの解析結果に基づいた新 GUI を開発し、マウスのみで各機能を扱えるだけでなく、操作ステップ数・マウスカーソルトラベル・各デフォルト値の最適化といったオペレーションの基礎部分から徹底してブラッシュアップしており、マルチウィンドゥによる表示エリアの自由な配置・記憶とあいまって、最新システムならではの洗練された環境を得ています。

表示系には ms(ミリ秒) レベルのレート更新や、リアルタイムの P/L(損益計算)・保証金表示、ユーザ操作に応じて関連情報を更新するウィンドゥグループモデル、高速動作するテクニカルチャートなどを導入し、新取引システムにふさわしい内容となったと思量しております。

――もう1つの軸とは何だったのでしょうか。


もう1つは利用性の向上です。
既存の PC 用取引システムもブラウザベースのクライアントである点は同様ですが、Flash/Java/Active-X 等複数のテクノロジーを併用しているために動作環境が限られ、この設定に掛かる手数も多くなっていました。この点今回の取引システムでは先のスマートフォン用で実現した1システムでの iPhone/Android 両対応の手法を取り入れてクライアントのローカル依存部を削減し、可能な限り多くのユーザ環境で稼働するよう配慮しました。

これにより FlashPlayer が動作すれば Windows/Macintosh といった OS やブラウザの種類・バージョン等の差異を吸収して動作可能となり、幅広い環境で安定して利用できるクライアント構成を実現して、利用に係るユーザ・弊社サポート双方の所要コストを低減しています。

メニューと各ウィンドウに、共通のIDを表示
メニューと各ウィンドウに、共通のIDを表示

ユーザインターフェイスにはシステムとして統一したオブジェクト指向系を採用しており、ひとつのウィンドウの操作が分かると他の部分の操作もスムーズに行えるよう配慮しています。実際に新システムでは従来より機能・情報量を大きく増やしながら操作メニュー数の低減を実現しており、多機能化と使いやすさの両立にも注力しました。また今回新規採用しましたメニュー・ウィンドウ共通ID表示機能は、マルチウィンドゥシステムで課題となる電話サポート品質の向上を目指したもので、これも好評価を頂いております。

新システム導入後のユーザ皆様からの問合せ状況分析では、従来システムに比して環境設定や操作方法についての問合せ率は非常に低く推移しており、利用者ベースのサポート時間を大きく短縮しています。この点はスムーズな稼働と操作を狙った新設計の効果が現れていると考えております。


マルチウィンドウ、マルチタスクを実現した、FlashベースのGUI
マルチウィンドウ、マルチタスクを実現した、
FlashベースのGUI

――取引システムに Flex(Flash)を採用された経緯について、お聞かせください。

一般に高機能なクライアントアプリはインストール型の方が開発しやすいとされている点へのご質問と思いますが、弊社のサービスでは、利用時にユーザのクライアントがインターネット経由でサーバに接続されている必要があります。この点でインストール型の特長であるスタンドアロン動作のメリットはありません。

他方ブラウザ型は利用前のインストールが不要な上、クライアントバージョンチェックやアップデート作業からも解放されるため、サービス性を検討しますと、従来のインストール型クライアントを上回る仕様をブラウザ型クライアントで提供できれば理想的と考えられました。

これを実現するベーステクノロジーについては、インターネットサービスのグローバル動向も含めて評価すべく、サンノゼで活動する研究者の協力も得て可及的に広くかつ慎重にスコアリングを重ねた結果、最高度の評価となった Flexを選定しました。
実際には今回の設定目標仕様を Flex ベースで実現するには相当な設計・開発能力が必要となるため、この点は成功例となったスマートフォンシステムでのワイズネット様とのプロジェクトが念頭にありました。

――では、今回の取引システムで苦労された点はございますか?

テクニカル面のハイライトはブラウザ上で高速動作するクライアント用のリアルタイム系マルチタスク・マルチウィンドゥ OS の実現です。話題となった小惑星探査機はやぶさにも採用されている TRON アーキテクチャの多重動作管理・優先度制御・実時間処理等のテクノロジーを応用して、クライアントの基礎部分から従来と一線を画す高性能化を達成しています。このため開発プロジェクトはたいへんチャレンジングな内容となり、ワイズネット様には相当努力していただきました。感謝しております。

またプロジェクト進行の側面では、弊社はシステム会社ではないため、単に速くて使いやすい取引システムを開発すればビジネスに貢献できると言えない苦労もありました。弊社サービスではシステムをお客様に使っていただいてはじめて利益につながっていきますので、システム開発に掛けたコストに応じて利用が増さない限り、ビジネスの利益率を下げる結果となります。

この点にも配慮し、機能・操作性・速度といったクライアントに普遍的な点をはじめ、ユーザサポートコストや稼働期間を通じてのサービス安定性、そして将来の仕様変更対応性といった新システムへの要求を多面的に把握し、リードタイムとコストバランスを最適に維持するようプロジェクト進行に注意しました。

――弊社の対応はいかがでしたか?

弊社にて基本設計を行い、詳細設計と実装をワイズネット様と協力して進行するスタイルを採用しましたが、前回にも増してビジネスを捉えた意欲的な提案・実装を頂き、難度の高いプロジェクトにも関わらずたいへんスムーズに進行しました。試作ファーストモデルまでの到達も早く、当初より予想以上のクォリティを見せて頂いて大変感謝しております。

ワイズネット様のエクストリームプログラミング方式による、設計からデザイン・システム実装までワンストップで素早くこなしていく対応は世界的にも高く評価される手法であり、進化の早いインターネットビジネス領域で強い力を持つ理想的な開発体制と言えると思います。

機能追加が容易な取引プラットフォームを開発していただいたとの評価

――今後、どのような機能拡張や展開を考えていらっしゃいますか。

リリース後のシステムのパフォーマンス・安定性が確認されましたので、いくつか予定している機能追加を行おうと思っております。その後はポートフォリオの P/L・リスクレベルとレート変動の関係を検証するシミュレータや、タブレット端末対応なども行えればと考えております。
引き続き、より良い取引システムになるよう、皆様にご協力いただきたいと考えております。



――お忙しい中、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。


上田ハーロー様 PC向けFlex取引システム開発実績

上田ハーロー様 上田ハーローFX Flex取引システム

Flex ベースの RIA で、新世代の FX 取引クライアントに要求される高度な機能をブラウザアプリで実現し、ユーザインストール不要な上、多様な環境での利用も可能としました。

最新の FX 取引アプリケーションとして既存のインストール型システムを上回る高い目標仕様があったため、ブラウザ上で動作する専用オペレーティングシステムを新規開発し、PC 用クライアントとして理想的なマルチタスク・マルチウィンドウ環境を実現。

この上で、ms(ミリ秒)レベルのレート更新制御や高速なチャート動作といった基幹パフォーマンス、ユーザ毎の取引設定・ウィンドゥレイアウトの記憶や情報コンテンツ提供といった機能性、そして統合環境としての洗練された操作性等、吟味された成果を導入しています。




上田ハーロー株式会社様 UHFX Proのご紹介

本格派取引システム 上田ハーローFX Proインストール不要!
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を兼ねそろえた、次世代型のFX取引プラットフォーム。


思ったことは直感的に操作でき、お客様の好きなレイアウトでFX取引が行えます。チャート、経済ニュース、売買シグナルといった取引に必要な情報も完備。快適な操作性と豊富な機能が特徴のFX取引システムです。



社名 上田ハーロー株式会社(Ueda Harlow Ltd.) Ueda Harlow
登録 金融商品取引業
登録番号 関東財務局長(金商) 第249号
加入協会:(社)金融先物取引業協会(会員番号第1505号)
所在地 〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1-1
神田須田町スクエアビル5F
資本金 4億9千5百万円
設立 1984年(昭和59年) 10月1日
業務内容 デリバティブ取引の媒介
店頭外貨保証金取引
取引所外貨保証金取引
外国為替、デリバティブに関する情報提供サービス
URL http://www.uedaharlowfx.jp/


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